理事長・校長日記
世界の人々に徹底してフェア(公平)に向き合う- マレーシア修学旅行企業訪問
連日の「雨」の予報やら、ヘイズ(インドネシアの山火事の影響による煙害)やらが嘘のように、良いお天気でクリアな空気に恵まれているこの修学旅行行程。
昨日の夕刻にクアラルンプールに到着し、本日はクアラルンプール周辺で2つの企業訪問をさせていただきました。
まず、午前中は”Eat Well Live Well”の考え方のもと、日本人だけでなく世界の人の食と健康を支えている味の素さんのマレーシア工場にうかがいました。
イスラム教の人々の多いこのマレーシアの地で食品販売をされるにあたり、とても大事なのが「ハラル認証」ですが、味の素さんは1961年にマレーシアに進出され、じっくりと時間をかけハラル対応、現地の方々への対応(ローカライゼーション)に取り組まれてきたそうです。
この味の素マレーシアでは、①うまみ(味の素)を中心とした調味料をこの国の人々に提供すること②加工品メーカーに調味料としてのアミノ酸を供給すること➂中東(イスラム圏)への輸出をすること、の3つの役割があるとのことです。
東京ドーム4個分を超える18万平方メートルもの敷地の中に2022年に新工場を建設され、今日はその工場を見学させていただきました。
その後、現地法人の和田見社長や、駐在されている社員の皆様からお話を聞かせていただきました。
味の素さんの製品が素晴らしいのは、日本で生活をしている者であれば誰もが知っていますが、そこで働かれる方々が海外で「3現主義」(現地・現金・現物)を大事に、徹底的にローカル市場に向き合われている姿を見せていただき、大感激でした。
とりわけ心に刻まれたのは、和田見社長がおっしゃった一言でした。
「(多様な人々とお仕事をどのようにされているのですか?という質問に対して)どのような国・文化の人に対してもFair(公平)であることを常に心がけています。人間ですから。それが何より大事」
あまりに納得しすぎ、またそれが非常に納得できるような人間力の和田見社長のお言葉に私は良い意味でノックダウンされました。
午後からは、流通業のAEON(イオン)さんを訪問させていただきました。
イオンは、マレーシアでの店舗をスタートされて今年で42年になるそうです。もともと、マレーシアで長きにわたり国を率いていたマハティール元首相が、イオンの創立者・岡田卓也名誉会長に直接マレーシアへの進出を依頼されたところから海外進出がスタートします。
今では、マレーシア国内に185もの店舗を構え、従業員は8,000人を超え、現地の人もAEONが日本の企業ということを知らない人もいるくらいこの国に定着しているとのこと。
そうしたイオンの歴史、そして現在の姿、ハラル対応で工夫されていることなどお話をうかがわせていただきました。そして店舗見学も行い、お土産もたっぷり!購入しました!
日本を代表する化学・食品メーカーさん、流通業さんの海外拠点を訪問させていただき、日本人が今後世界でビジネスに携わるということはどのようなことかを教えて頂きました。
両社の皆様には、大変お気遣いいただき、素晴らしい学びの機会をいただきましたことを心から御礼申し上げます。誠にありがとうございました。