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学校の授業や勉強は、社会に出た時、役立つのか? ~『数学の時間』~

先ほど封書が届いて、中から1冊の本が出てきました。

以前にある雑誌の取材をしてくださったライターさんが、私宛にこの本を送ってくださったのです。

『数学の時間~学校の学びを社会で活かせ~』というタイトル以上に、瞬間私の目に飛び込んできたのは、この言葉でした。

学校の授業や勉強は、社会に出た時、役立つのか?

この言葉と「数学」が掛け合わさるとき、私の関心は最大級になります。

なにしろ、

「こんな数学の公式を知っていたところで or こんな立体の切り口が分かったところで、社会に出たときに何の役に立つわけ?」

とずっと思って、それに対する納得できるような答えは何一つ聞くことが無い高校時代、その結果、心から数学を忌み嫌う(→数学の先生、ゴメンなさい!)高校時代を生きていたのが私だからです。

そんな私がうなるほど、この本はスゴイですよ・・・

私のような人間(数学なんて、どうせ大人になったら使わない、役立たないと勝手に思い込んでいるような人)が多く存在することを前提として、実際に色々なお仕事(この本の中では”デジタルクリエータ” “建築士” “宇宙研究開発者” “マーケティングアナリスト” “社会学者” “南極地域観測隊員” “数学者” “という多様な7種類のお仕事)についている方が、どのようにその仕事で数学を活用しているかを紹介しているのです。

そうか、数学って仕事のそういう場面で役立つんだ・・・!と目からうろこが落ちる感覚です。

ご著者の松井さんも

「もしよろしければ、お送りした本を
学校図書館に置いていただければと思っております。
生徒のみなさんがMathematics(数学)の可能性を感じ
ひとつのきっかけとなれば幸いです。」

と書いてくださっています。

図書室に近く入れておきますので、ぜひ騙されたと思って一度手にとってみてください。