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生徒インタビュー【コンタクトレンズの正しい廃棄方法を広めたい!生徒のアイディアが企業で採用】

本校iグローバル部2年のEさんが「探究」の時間で、自己テーマとして学習を続けていた「海洋汚染を減らすための活動」が、企業に採用され、パンフレットに掲載されました。今回どうしてこのような経緯に至ったか、担当の先生がインタビューをしました。

1.探究のテーマとしてこちらを選んだ理由は?

私は、探究の授業で「コンタクトレンズによる海洋汚染を減らす」というテーマで活動をしてきました。私自身、中学生の頃から目が悪くて、コンタクトレンズを使っていて、身近にあるものから探究したいと思い、コンタクトレンズに関係する課題を取り上げ調査しました。

調査を進める中、コンタクトレンズを間違って捨てている人がいることがわかりました。コンタクトレンズはプラスチックからできているため、下水に捨ててしまうと分解されずに残り続けます。しかし、一部の人はこのことを知らずにコンタクトレンズを下水に捨ててしまっています。私は、このような人を減らすため、正しい処理方法を広めたいと考え、実際にコンタクトレンズのメーカーさんと連絡をとりました。その結果、コンタクトレンズメーカーのクーパービジョン・ジャパンさんにこの話に興味を持ってもらうことができ、ミーティングを重ね、取扱説明書の冊子に「コンタクトレンズの正しい処理方法」を記載して頂けることとなりました。

2.自分のアイディアが採用されるまでに努力したことは?

コンタクトレンズが下水に捨てられている現状についてのリサーチを行いました。具体的には、コンタクトレンズメーカー8社のパッケージ、取り扱い説明書、ホームページにコンタクトレンズの正しい処理方法が記載されているか独自で調査をして、現状を理解してこの探究に挑みました。

 

3.自分の意見が採用されると聞いたときの感想。

純粋に嬉しかったです。また、企業で働いている方ともお話しする機会をいただけたので、世の中を見る視点が広がりました。また周りからも、たくさんの反響を頂き、自らの考えを行動に移したことにより、採用につながり、将来に自分の自信にもつながることを確信しました。

 

4.今後どうなっていくことを望みますか。

海水汚染を減らし、海洋生物やその周辺で生きている生物を守るため、この活動を広めていきたいです。そのためには、多くのコンタクトレンズメーカーやコンタクトレンズショップにも協力してもらいながら、これからコンタクトレンズを使う若い世代にも、正しい処理方法を知ってもらいたいと思っています。

「ソフトコンタクトレンズ装用の手引き」と一緒に。(iグローバル部2年 Eさん)