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理事長・校長日記理事長・校長日記iグローバル部

世界史とか、剣客商売とか、青山美智子さんとか

つい数日前のこと。2~3年お会いしていなかった友人とオンラインで話をする機会があり、その彼女に言われました。

「高木さんの、本の紹介、面白いから楽しみに見てるんです。」

そ、そうなんですか・・・(そんなに本を紹介しているという意識もないのですが、私は読み終わった本について、SNSなどでコメントしたりしていることがたまにあります。)確かに、昔から本は非常に好きで、相当なスピードで読むのですが(読まずに「買っただけで満足」するケースも多々・・・)コロナ禍で外出ができないため、本を読む時間が増えているということもあるのでしょう。最近は、世界史・長編の歴史もの(というより池波正太郎先生!)・青山美智子さんにはまっております・・・

ということで、最近の私のおススメをご紹介します。

 

 

『教養としての世界史の読み方』- 実は、私大文系受験の私は日本史を選択し、世界史をしっかり学んだことがないままに人生を生きてきてしまったのです。そして、断片的に「メソポタミア文明、ハンムラビ法典、ローマ帝国、ルネッサンス、三国志、ルター・・・」などの世界史上の出来事だったり人を知ってはいたのですが、その点と点が全く線で結ばれていないというお恥ずかしい状態でした。

さらに、世界史をなんとかしなくては!と思うものの、「世界史が分かる本」のような本を完読できたこともなく・・・

そんな私が、たまたま手にとった『教養としての世界史の読み方』だけは非常に面白く読み進めることができました。(何しろ、日本人にとっての意味合いまで書いてあるところが素晴らしい。この本を読まなければ、ローマ帝国というのは、日本人にとっての江戸時代にも似た感じだる、などという視点は絶対に得られなかったと思うのです。)

 

 

この本を一気に1日で読んだおかげで、ギリシャ文明やらローマ帝国やらにもむくむく興味がわき始めた・・・という私にとっては感謝感謝の1冊です。

そして、『剣客商売』(全16巻、現在8巻目)- 『鬼平犯科帳』(全24巻!)を春先にようやく読了し、そこからの池波正太郎先生シリーズです。池波ワールドは「痛快!」の一言です。ぜひ実際に読んで欲しいのであらすじなど多くは語りませんが、何となく気分の晴れない方、すぱーんと物事を割り切りたい方にぜひ読んでいただきたい!!!

さらに、このペースだと全著作を読むのではないかと思われるのが、青山美智子さんという小説家の方の作品です。『鎌倉うずまき案内所』を5月の連休に読み、その後『お探し物は図書室まで』をすぐに読み、さらに昨日『木曜日にはココアを』を1日で読み終えました。青山美智子さんの作品は、とにかく心の底からじわじわと温かい気持ちになること、そして物語が「なるほど!」と最後にうなるような展開を見せていくことが好きです。青山作品の持つ独特の世界観・魅力に引き込まれています。

何となくお察しの通り、私の読書はまさに「乱読」。何の脈絡もなく、全く関係のない本をランダムに・同時に読んでいます。興味を持ったものを、好きなペースで読めるのが本の良いところです。ぜひ皆さんも、何らかのきっかけで気になるものを手に取ってみてください。