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理事長・校長日記iグローバル部

一歩を踏み出す

日曜日から1年生の生徒の多くが参加していた「セブ島英語研修」は、無事修了しました。生徒たちは今、東京に向かう飛行機の中です。

セブから送られてきた写真を見ていると、生徒たちの成長ぶりがうかがえました。語学学校に到着した直後は緊張や「テストで話せなかった」という苦しそうな様子が伝わってきました。ですが徐々に生徒たちの表情も明るくなり、後半にはこの笑顔でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

慣れない海外の環境や、とにかく勉強しなくてはいけないというプレッシャーとで大変だと感じることもあったかもしれません。ですが、その壁を乗り越えることができたからこその、この笑顔なのではないかと思います。その柔軟性の高さには驚きました。やはり高校1年生という今のタイミングでこのような経験をできたことは生徒たちの人生にとって大きな財産だったのではないかと思います。

普段の自分の環境とは異なる場で、「なんとかやっていく」力をつけて一歩を踏み出した、かけがえのない1週間だったのではないかと感じています。

私もかつて、初めてアメリカに留学した時に、勉強のプレッシャーと慣れない環境である朝突然目が見えなくなるというアクシデントに見舞われたことがありました。大学生で1人で留学していたので、引率の先生がいるはずもなく、とにかく自分で何とかしなければならないという状況でした。今のようにインターネットやSNSが発達してもいませんでしたので、日本の実家に国際電話で状況を伝えても「なんとか頑張りなさい」と短く言われるだけです・・・。そこで大学の卒業生の先輩でその地域に住んでいたご夫妻に突然(何の面識も無いのに)お電話して、自分が困っているという状況をお話ししました。なんとそのご夫妻は、見ず知らずの私を車で病院に連れて行ってくださり、夜ごはんまでごちそうしてくださいました。あの時にお世話になったご夫妻には今でも感謝の一言しかありません。同時に、苦しい状況でも「一歩を踏み出す」ことの大切さを、私はこの経験から学びました。このときの経験は、私が人生に向き合う姿勢になり、今も私を支えています。

今回セブ島で皆さんが経験したことは、きっと皆さんのこれからの人生を支えてくれると思います。今回の研修での出会い、経験に感謝しながら、前を向いて歩いていって下さい!