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理事長・校長日記iグローバル部

商品の売上も上げながら、社会の課題も解決

今年度、1年生の有志の生徒たちは、「ある企業の商品を若い世代の人に好きになってもらうためのプロモーション案」について考える課外プロジェクトに参加しています。(まだ詳しいことはお伝えできないのですが、これを読んでいる方ほぼ全員がご存知の会社の・商品についてのプロジェクトです。)

今日はその会社を訪問させて頂き、今回のプロジェクトの内容について説明していただきました。

今回、企業の方から生徒たちに考えて欲しいとミッションを頂いているのは、「若い世代の人にその商品を好きになってもらうだけでなく、CSV(Creating Shared Value: 企業の事業活動を通じて社会的な課題を解決し、「社会価値」と「企業価値」を両立させようとする考え方)の要素を取り入れた、その商品のプロモーション活動」です。

・・・少し難しいですね。

もう少し分かりやすく言うと、

「若い人にこれ/こういう人が人気だから、こういうプロモーション(CMを出す、キャンペーンを行う、店頭イベントを行うなど)を行うと良いと思います!」

という提案にとどまるのではなく

「若い人はこういうことに関心があるし、この取り組みをすることで、世の中のこういう課題の解決にもつながるので、こういうプロモーションを行いたいと思います。そうすると、商品の売り上げも上がるし、同時に世の中の問題を解決することにもつながります。」

という提案をしてくださいね、ということです。

難易度、かなり高め、です。

ですが、世の中に貢献するという提案が、高校生のうちからできるという貴重な機会でもあります。

世の中の人が「わぁ!」と驚き、かつ「いいね!」と言ってくれるような案を考えるためには、とにかく「人をよく観察すること」(インサイトを知ること)が大切だというお話も、企業の方からうかがいました。

これまで何気なく行動していた自分自身や、友達について、あらためてじっくり観察して、「若い人にはどのようなニーズ(満たされていないこと)があって、どのようにそれを解決したらみんなが幸せになるか」を考え始めて行って下さい。