卒業生のメッセージ

大切にしているのは「挑戦して後悔しないこと」

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E.S.さん

静岡大学 理工学部 在学中

iグローバル部 3期生

理系へ進学しようとした理由

高校一年生の時の選択科目を決定した時には、数学の授業が楽しく理系に進みたいという漠然とした感じでした。色々調べたり、担任の先生との面談を通して将来はものづくりに関する仕事がしたいという気持ちから理工学部の中でも化学科か機械学科に行きたいというところまでは絞れたのですが、そこから先は何も決まらず。最終的に大きな決め手となったのが、思考力科の時間に研究していたコンタクトレンズによる海洋汚染なくすというテーマでした。このテーマは高校生だった私には企業の方と連携して消費者に周知をすることしかできませんでした。ですが、この問題を根本的に解決し、新素材の開発に携わるために化学科に行くことを決断しました。

iグローバル部の学び、英理女子学院の魅力とは。

自分で決めたことは最後までやり通す強い意志を持った人が多いので、お互いに応援し合いながら高め合える環境があるのが英理女子学院の魅力です。目指している方向は違くても、頑張っている人が側にいる環境は、受験が控えた3年時だけでなく、1年時に行っていた思考力科の活動でも大いに役立ちました。英理女子学院で会えた友人や先生方は一生の財産です。

受験生へのメッセージ

挑戦するか挑戦しないかで悩んでいる人がいたら、挑戦することを強くお勧めします。私が挑戦するかどうかで迷った時に、大切にしているのは「挑戦して後悔しないこと」です。物事に挑戦していたら、時間の経過とともに、白黒はつきます。そんな時、結果はどうであれ、自分で挑戦すると決め、目標に向かって努力し続けられた自分がいたならば、きっと後悔はしないと私は思います。受験期は想像以上に長くしんどいと思います。しんどい時は、周りにいる友達、家族、先生などに相談し、自分が納得できるまで頑張って欲しいです。応援しています。

海外大学でも役に立った、実践英語の実用的なスキル

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R.I.さん

University of Victoria(カナダ)心理学部 在学中

iグローバル部 2期生

海外大学へ進学しようとした理由

私が海外進学を選んだ理由は、主に「多文化経験」と「心理学の勉強」への情熱です。異なる文化の中で共通の価値観に触れ、自分の文化や価値観との違いを楽しみながら、多様な人間性を発展させたいと考えました。また、心理学の勉強において、最新の研究成果に触れることができる先進的な国で学びたいという願望もありました。これらの理由に加えて、英語力の向上など、多くの要因から海外進学を決意しました。日本で生まれ育ち、常識が通用する国での生活から一変し、未知の困難に立ち向かう覚悟を持っています。これらの困難を学びの機会とし、成長していく覚悟です。未知の未来に向かい、世界や日本の社会をより良くするための知識を習得したいと思っています。

iグローバル部の学びで役に立ったこと

文法の理論だけでなく、英語を実際に使いこなす経験を積む機会があり、プレゼンテーションを英語で行うこともありました。一般的に、他の高校の英語の授業は文法中心だという印象が広まっていますが、英理はその枠組みを超えた学びが行われていると感じます。

EIRI Caféでは、国内外の高校生と交流し、異文化や多文化を体験することは、楽しみながら学び成長する機会でした。英理女子学院高等学校の魅力は、何よりも「人」です。3年間で出会った先生と友達は、私にとって宝物のような存在です。周りの環境と志向が大きく変わることを考えると、どの先生や友達と出会うかは、自分の将来に大きな影響を与えるでしょう。自分の成長に貢献してくれたのは、周りにいてくれた先生と友達のおかげだと感謝しています。

英理では、先生だけでなく、テンプル大学からの留学生(インターン)も定期的に授業に参加してくれるので、英語でコミュニケーションをとる機会が豊富でした。これらの経験が、カナダでの大学生活でも友達と自然なコミュニケーションをとるうえで、役に立っていると感じています。

カナダでの大学生活

現在、私はカナダの大学に在籍していますが、高校時代からネイティブスピーカーの先生から英語の授業を受けていたおかげで、大学での授業においても大きな障害を感じることなく、自信を持って学ぶことができています。これも英理女子学院での、英語を自分のコミュニケーションツールとして活用する実践が大いに役立ったと感じています。

受験生へのメッセージ

高校生活は、人生における重要な転機です。物理学者アインシュタインの言葉にあるように、「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのこと」です。高校での経験と学びが、将来の自分を築く基盤の一部となります。今後の人生でどのような環境で学び、成長するか、よく考えることが、より豊かな高校生活につながるでしょう。また、自分から積極的に行動することも大切です。何も行動しなければ、変化はありません。今の環境でどのように行動するかによって、高校での学びや経験の質が変わります。皆さんの学びは未来の自己投資であり、基盤です。困難な瞬間があれば、目標を思い出してください。皆さんには、きっと望む進路を切り拓く力が備わっています。私たちは皆さんを応援しています!

夢を実現するために

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A. T. さん

早稲田大学 教育学部 在学中

iグローバル部 2期生

 

大学進学の志望理由と今後の目標

将来の夢は高校の教師になることです。恩師の影響で、私も教育者になりたいと考えています。このため、早稲田大学の教育学部に進学することを選びました。卒業後は、幼少時からの夢である教師になる予定です。早稲田大学で磨いた教養をしっかりと未来に活かし、教育の世界で活躍することを目標としています。

大学生活で役に立ったスキル

英理女子学院では、学業だけでなく、さまざまな経験を通じて多くのことを学びました。特に、思考力科のSDGs研究では、研究テーマを通して思考力を鍛える機会を提供していただきました。この経験を通じて、大学での答えのない課題にも主体的に取り組む能力を身につけることができました。

高校時代の学び・活動・体験

高校時代の学びにおいて、合学習時間でSDGs(持続可能な開発目標)に関する研究活動を通じて思考力を養いました。また、英語を主要な言語とした研修を通じて、英語力を向上させる機会を得ました。情報関連の授業でプログラミングを学び、総合学習時間でプレゼンテーション力やコミュニケーション力を高める機会もありました。これらの経験は、大学受験だけでなく、将来のキャリアに非常に貢献すると考えています。

また、iグローバル部においては、英語への情熱を強く感じることができました。週に三回行われる英語科の授業や、Eiri World Cafeなどのイベントで、他校や海外からの生徒との交流会への参加を通じて、英語に対する興味を広げました。この充実した英語教育のおかげで、現在の大学での高度な英語学習に対応できる自信を持っています。英理女子学院での経験は、私の未来への貴重な礎となりました。

 受験生へのアドバイスやメッセージ

受験生活の中で、私は先生方に多大なサポートを受けました。塾に通うこともありましたが、それだけでは不安でした。英理女子学院では、学習に関する質問はもちろん、受験に関する相談にも親身に応じていただき、精神面でもサポートしていただきました。夏期講習や冬季講習も充実していました。英理女子学院は、生徒の夢実現に向けた努力を支える素晴らしい環境を提供しています。英理女子学院で高校生活を送ることをお勧めします。応援しています!

医師への志望と英理女子学院での学び

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C. N. さん

佐賀大学 医学部 在学中

iグローバル部 2期生

将来の夢は総合診療医になること

自身が医師の診察と治療を受け、日常生活に戻れることで大きな安心感を得た経験があり、それが医師としての道を選んだ主な理由です。患者の生活を取り戻し、安心感を提供できる医師になりたいという思いがあります。また、特定の専門分野にとらわれず、多くの患者に対応できる医師としてのスキルを磨くため、総合診療医の資格を取得することを目指して、佐賀大学医学部を志望しています。

英理女子学院の魅力

​​ 英理女子学院の魅力は、自分の目標に向かって自由に挑戦できる環境です。生徒同士が連帯感を持ち、お互いの努力を応援し合い、熱心に取り組む様子が魅力的です。また、英理女子学院の先生たちは、生徒が多くの分野で挑戦することを歓迎し、学業や精神的なサポートを提供してくれます。自分自身もクラスメイトの努力と先生方のサポートに感謝し、受験期間を克服できたと実感しています。

受験生の方へメッセージ

経験から学んだことは、今後の人生において価値のあるものと信じています。異なる分野に興味を持ち、多様な挑戦に果敢に立ち向かうことをおすすめします。困難に立ち向かうことがあるかもしれませんが、諦めずに努力を続け、その過程を楽しんでください。

​ 一般受験に挑戦する場合、目標を高く設定し、早めに受験勉強を始めることが重要です。理解できないことに直面しても、諦めずに地道に努力し、理解を深めるよう努力してください。また、受験に関する情報収集や他の受験生の経験も参考にして、さまざまな学習環境を活用しましょう。

自分をイメージできる学校選びを

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Y. A. さん

立教大学 文学部 在学中

iグローバル部 2期生

進路選択のきっかけ

思考力科やStanford e-Eiriの活動に参加し、ジェンダー教育や英語格差に関する研究発表を経験しました。これらの活動が、私の進路選択に大きな影響を与えました。学校教育を超えて、生涯教育や社会教育に興味を持つようになり、問題解決には多面的な視点が必要であることを認識しました。そのため、立教大学を選びました。ここでは教育学を専攻でき、リベラルアーツ教育が強調されており、専門分野以外の知識も幅広く習得できるからです。

ある先生から、「生涯教育は英語で”Enrichment Programs”とも表せる」と教わりました。人生を豊かにする学びとは何か、その答えを見つけることが私の目標です。大学で教育に関連する幅広い分野を学び、留学やボランティアなどさまざまな経験を通じて柔軟な考え方を身につけ、将来は社会に貢献できるよう成長したいと思います。

興味と関心の発見

中学時代、私は特にやりたいことや社会への関心が希薄でした。しかし、英理の授業ではさまざまな社会問題に触れ、常に「なぜそう思うのか?」という問いに向き合いました。この環境で自分の興味と関心に気づく機会を得ました。そのため、現在、自分の進むべき道が明確になり、やりたいことを見つけることができました。英理では、3年間で自分の興味を見つけられない人も、自分自身を発見するサポートが提供されています。

また、iグローバル部は、先生と生徒が協力し合い、温かい雰囲気の中で夢を追求できる場所です。先生方は進路指導から質問への丁寧な対応まで、私たちをサポートしてくれました。今は感謝の気持ちでいっぱいです。

受験生へのメッセージ

憧れの高校を選ぶことは素晴らしいことですが、自分が成長し、将来を見つけるためにどの環境が最適かを考えることも重要です。私は併願で英理に入学し、最初は複雑な気持ちもありましたが、英理での3年間が私に目標を見つけ、成長する機会を提供してくれました。学校選びにおいては他人の意見に左右されず、卒業時に成長を感じられる学校を自分の意思で選ぶことをお勧めします。

やりたいことに挑むマインドで!

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M. H. さん

日本大学 芸術学部 在学中

iグローバル部 2期生

大学進学理由

小さい頃から写真に強い憧れを抱いており、高校在学中に自分でカメラを購入し、様々な写真を撮るようになりました。この経験を通じて、写真への興味関心が一層高まり、大学で写真について深く学びたいとの思いが強くなりました。また、自分の成長と共に、自身の意見をしっかりと持つようになり、その意見をどのように表現したいかを考えたとき、写真などの言葉を超えたメディアに魅了されました。今後の目標は、写真に関する技術力を向上させるだけでなく、写真を読み解く能力や写真を通じてメッセージを伝えるスキルも磨いていきたいと考えています。芸術学部という環境を活かして他学部の学生と交流し、さまざまな分野の知識を吸収し、言葉を超えた表現を習得したいと考えています。卒業後の未来には不安もありますが、一歩一歩進みながら自分のやりたいことを追求し、後悔のない道を選び続けたいと思っています。

iグローバル部の授業を振り返ってみて

英理女子学院のiグローバル部で、自身の意見や考えを共有し合う機会が多くあり、さまざまな視点や考え方を理解する機会を得ました。このような活動を通じて、自分の中にある意見や考えが多様性を受け入れ、柔軟な思考へと成長する過程に感謝しています。進路を選ぶ上での大きな助けとなったこの成長は、進路が既に決まっていた場合でも、自分自身を豊かにする貴重な機会であったと考えています。

英理女子学院ではSDGsについて学ぶ機会も設けられており、多様性が受け入れられる環境が整っています。最低限の規則を守りつつ、自分の意見を表現し、自分らしい生活を送ることができました。また、先生方は生徒の辛い瞬間に寄り添ってくれるため、安心感を持ちながら充実した学びと生活を楽しむことができるのが魅力だと感じています。

受験生へのメッセージ

志望校選びは重要ですが、入学後の生活と将来の自分を考える視点も大切です。学校を選ぶ際、偏差値や知名度だけで決定するのも一つの方法ですが、入学後の自分の目標ややりたいことが実現できるか、自分の気持ちを優先することが最も重要です。英理女子学院は、英語に興味がある人にとって適していると思います。また、英語が苦手な人にも向いています。英理では英語に触れる機会が非常に多く、ネイティブスピーカーと気軽にコミュニケーションが取れるため、英語が身近に感じられます。英語は将来も重要なスキルであるため、苦手を克服するための環境を提供しています。高校選びにおいて、後悔のない選択をすることをお勧めし、自分の力を信じ、やりたいことに向かって頑張ってほしいと思います。

鯨類学者になることを目指し、博物館施設と協力して鯨類の骨格標本作成に取り組んでいます。

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Y. K. さん

高知大学 理工学部 生物学科 在学中

iグローバル部 1期生

幼い頃から海洋生物の生態に興味があり、現在は鯨類学者になることを目指して勉学に励んでいます。iグローバル部に入学してからは総合学習の時間を利用してコメ由来の植物性プラスチックを制作しました。研究が行き詰まったときは久下先生(理科)が実験計画の組み方や結果から考察を生み出すときの考え方についてアドバイスしてくださり、そこで培った粘り強さと積極性は今も役に立っています。現在は国立科学博物館をはじめとする博物館施設と協力して鯨類の骨格標本作成や鯨種の同定を行なっています。大学卒業後は鯨類についての知見を究めるために大学院修士課程・博士課程まで進みたいと考えています。

 

未来を築く知識と視野 −社会課題の探究と共感−

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K. T. さん

津田塾大学 総合政策学部 在学中

iグローバル部 2期生

英理で学んだこと

私は英理iG部に入学し、特に2つのことを学びました。一つ目は、社会課題に対して問題意識を持つ大切さです。iG部では思考力科をはじめ、英語や国語の授業などの題材を通して友人とディスカッションする機会が大変多くありました。自分の興味がなかったことや知らなかった社会課題と向き合うことができ、自分ごととして何ができるかを考えることができました。また、クラスメイトの意見を聞くことでその問題への見方が変化するなど、一つの問題を考える上で様々な立場から見ることの大切さを知ることもできました。

二つ目は、新しい文化や意見を受け入れる寛容さです。英語の授業やStanford e-Eiriの活動、外国人大学生のインターン生との関わりを通して、日本にしかルーツを持たない私は考え方の違いに衝撃を受けました。このように異文化や多文化を体験したことでより視野が広がり学ぶことがとても楽しくなりました。

 

学んだことがどのように大学生活で役に立っているか

大学生という観点ではなく、人として、何事にも興味を持ち意見を交わすことを大切にするようになりました。意見が異なるからこそ、さらに新しい考え方や視点に気づくことができています。さらに英理iG部は生徒人数が少ないため自分の意見を人前で述べる機会やプレゼンテーションを行うことが大変多くありました。大学で意見を述べることやゼミで発表する際にも高校時代に学んだことを意識して発表するようにしています。

 

将来どのような道に進みたいか

具体的にどのような立場で仕事をしたいのかは定まっていませんが、移民や難民問題に関する仕事に就きたいと考えています。そのため、業種にとらわれず様々な分野について調べている最中です。社会人として働いているOGの先輩方や実際にその職場訪問をして、自分自身が「これだ!」と思えるような仕事をしたいと考えています。