ビジネスデザインコース
マーケティングや会計を学び実践的なビジネス基礎力を身につけ、4年生大学などへ進学を目指します。
会社のしくみやお金の流れ、商品の生み出し方などを学び、自由な発想でより豊かな社会をつくる力を育成します。
マーケティングや簿記・財務会計などビジネスデザインコースならではの科目を学ぶことで、ビジネスの世界で役立つ科目を学ぶことができます。
また進路の希望によっては3年生で大学の受験科目、またはビジネス専門科目を選択することが可能です。
企業とのコラボや検定試験への挑戦でより豊かな想像力とチャレンジ精神を養います。
【ビジネスデザインコースの学びのポイント】
- 1年、2年生では一週間の授業の約2/3の時間で一般科目を、約1/3の時間で専門科目を学習します
- 1年、2年生で簿記・マーケティングを基礎から学び、企業とのコラボによる商品開発や、検定試験にも挑戦します
- 3年生では“受験に必要な一般科目を学ぶ”または“専門科目を深く学ぶ”のいずれかを選択することが可能です
教育課程編成(2026年入学者 カリキュラム)
学びの特徴
ビジネスマンから学ぶ「マーケティング」
リクルートやローソンなどでマーケティングのキャンペーンを数多く成功させたビジネスパーソンの先生から「マーケティング」を学びます。「効果的な店頭キャンペーンを企画する」など、実社会の課題に挑戦して、「人の心に訴えるマーケティング」の力を養います。また、大手企業で活躍された先生による授業では、マーケティングのほかにも、心に響くプレゼンの仕方や経済新聞の読み方など、あらゆる角度で情報をつかみ、より深くマーケティングを知る事ができるような授業が展開されています。
世の中のお金の動きを理解できる「簿記」
ビジネスの現場で欠かせない「簿記」(会社などのお金の流れを把握し、管理するうえでのルール)を学びます。全員が基礎から学んだうえで、簿記検定に挑戦します。高校に入学して初めて学ぶ科目ですが、分かりやすい授業や補習で、安心して学習が進められます。
より高度に深く簿記を学ぶ「財務会計」
1年生から学んでいる簿記について、より高度で複雑な内容を学習していきます。簿記検定の上級に合格すると、大学の総合型・学校推薦型選抜で有利になります。
●商業関連資格
・全国商業高等学校協会主催 簿記検定1級(会計・原価計算)など
・全国商業高等学校協会主催 ビジネス文書検定1級(速度・ビジネス)など
・全国商業高等学校協会主催 珠算・電卓実務検定1級 など
高度なパソコンスキルを身につける「ビジネス情報」「ソフトウェア活用」(選択制)
選択科目の「ビジネス情報」「ソフトウェア活用」はビジネス文書検定や情報処理検定の上級を取得し、より実務で活用できるパソコンスキルを身につけます。
女性の生き方(キャリア)を考える「総合的な学習の時間」
女性の生き方を知り、自分の生き方(キャリア)を考える。それがキャリア部の「総合的な学習の時間」です。例えば「金融」の仕事に興味のある生徒の場合、インタビュー等を通して金融業界で活躍するうえでの課題などを考えます。実際の社会について学び、自分らしい生き方を設計します。
一般受験に向けて理科・社会を集中的に学習
一般受験を視野に入れている場合は、週に5時間「世界史B」「日本史B」「化学」「生物」などの一般科目を学び、受験の対策を行うことが可能です。
3年間の学び
1年生
「簿記」で世の中のお金の動きを理解

ビジネスの現場で欠かせない簿記を基礎から学び、簿記検定にもチャレンジします。初めて学ぶ科目ですが、分かりやすい授業や補習を行うので、安心して学習を進められます。
2年生
「マーケティング」で創造力・企画力を養成

「マーケティング」の授業では、アイディアを出し合ってコンテストに挑戦します。世の中に存在しない商品を考えるプロセスを体験することで、創造力や企画力が養われます。
3年生
進路選択制(ビジネス科目特化or大学受験科目学習)

ビジネス科目特化を選択した生徒は、大学の学校推薦型・総合型選抜や就職試験を有利にする、上級の簿記検定に挑戦し、ビジネス科目の専門性をさらに向上させます。
大学などへの進学を希望する場合は、受験に必要な科目を選択して受験準備を行います。
ビジネスデザインコースの取り組み
実際に企業と商品協働開発
マーケティング的な発想を活かした取り組み
特別講師 野林徳行先生による実践マーケティング授業
在校生・卒業生の声・教員メッセージ
在校生の声
ビジネスデザインコース 3年 H.A.さん
私も先輩のように活躍したいと思ったのが入学のきっかけです
英理女子学院に入学したいと思ったきっかけは、学校説明会で出会った在校生アンバサダーの先輩でした。
前に立って堂々と話す姿がとてもかっこよく、「私もこんな先輩のようになりたい」と憧れを抱き、この学校への入学を決めました。ビジネスデザインコースでの学びを通して、特に印象に残っているのはマーケティングの授業です。
「どうすれば商品を多くの人に知ってもらえるか」「どんな工夫をすれば“買いたい”と思ってもらえるか」を考えるうちに、日常の中でも自然と相手の立場に立って考える力が身についたと感じています。また、簿記の試験前には先生から厳しくも親身なご指導をいただきました。合格が発表されたとき、先生が笑顔で「おめでとう」と声をかけてくださったこと、そして他の先生方も自分のことのように喜んでくださったことがとても嬉しく、今でも心に残っています。
入学前と比べて、今の自分は大きく成長したと思います。以前は人前に立つことが苦手でしたが、アンバサダー活動やロッテとのコラボ企画に参加するうちに、自分から積極的に行動できるようになりました。今では、多くの人の前で話すことにも自信が持てるようになりました。将来は、看護師になることを目指しています。小さい頃から看護師として働く母の姿を見て憧れてきました。一人ひとりの患者さんに寄り添い、心に寄り添える看護師になれるよう、これからも努力を続けていきたいです。
卒業生の声
ビジネスデザインコース(2024年度 卒業)C.W.さん産業能率大学 情報マネジメント学部 現代マネジメント学科 在学中
高校2年生のときに参加した「ロッテプロジェクト」で、ガーナチョコレートのイベント企画を行ったことが進路を考えるきっかけになりました。自分のアイデアで人を笑顔にできた経験から、人の心を動かす企画を学びたいと思い、実践的な学びができる大学を選びました。グループワークやプロジェクト授業、1年生からのゼミ活動などを通して、将来に活かせる力を身につけたいと考えています。
英理女子学院の魅力は、実践的に学べる環境です。企業と協力する「ロッテプロジェクト」では貴重な経験を積むことができました。また、体育祭本部役員として運営に携わり、仲間と協力して一つの行事を作り上げる達成感を得ました。さらに、韓国語講座や中国語の授業など、国際的な視野を広げられる機会も多くあります。
英理女子学院は先生と生徒の距離が近く、安心して相談できる学校です。校舎もきれいで学びやすく、テレビ撮影が行われることもあります。ぜひ、さまざまな活動に挑戦して、自分の可能性を広げてください。
担当教員からのメッセージ

佐々木 博貴 商業教員
他の人にはない「スキル」や「アイディア」を身につける
ビジネスデザインコースでは中学校で誰も学んだことのない商業の科目を勉強します。そのため全員がゼロからのスタートです。英理で新しいことに挑戦してみませんか?
働く時に役立つ「スキル」(検定)を取得し、世の中の人に役立つ商品の「アイディア」を生み出す力を身につけましょう。身につけた「スキル」や「アイディア」は、大学進学後の講義や就職をして働く時に活かせます。社会で活躍できる女性になるための学びを一緒にしましょう!
特別教員プロフィール

野林 徳行 特別講師
早稲田大学政治経済学部卒業後、リクルート入社。経営企画、事業戦略、商品企画、プロモーションプランニングなどを担当。その後ローソンに入社し、執行役員としてマーケティング、エンタテイメント、商品開発を担当し、数々のヒット企画を生み出した。
主な実績:Loppi、PONTA、リラックマのお皿がもらえるキャンペーンなどの企画・実践。
その後、ローソンエンターメディア(ローソンチケット)代表取締役社長、株式会社レッグス取締役などを歴任。常に、カスタマー(お客様)の心を揺らし、「ステキ」創りをストーリーをもって実現することで成功に導く活動をしている。
