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文化の秋

11月に入りました。今年があと2か月弱で終わってしまうということが信じられないですが・・・残りの2025年を全力で駆け抜けたいですね。

この週末はまさにお天気にも恵まれ、文化の秋というにふさわしい連休でした。

生徒たちもダンス部の生徒が大倉山芸術祭で、バトン部の生徒たちが相模女子大学で、それぞれパフォーマンスを行いました。その様子は追って動画などでもご紹介したいと思います。

そして、私自身も実は「花展」に参加したのでした。実はもう10数年池坊のいけばなを続けているのですが、忙しさにかまけて上達もせず自ら「花展」に出ることはないと思ってきました。ですが、今回は師匠から「ぜひ挑戦してみてください」とのお話をいただき、六本木ヒルズで開催されている(明日までです)花展の前期2日に作品を出させていただくことになったのです。

修学旅行先のマレーシアから戻って翌日の11月1日に、六本木ヒルズで花のいけこみを行い、2日・3日は本番でした。

花は生きているため、一度いけたら終わりではなく(しおれてしまっている花なども出てきます)、毎日朝8時にヒルズの会場で手直しを行います。(朝8時の六本木ヒルズは、日中とは違いガラガラなんですね、ほんとに!朝8時にヒルズに行くことはそうはなく・・・以前J-WaveのTokyo Morning Radioの生放送に出させていただいた時以来です。)

そうしていけた私の作品ですが、自分で自由にテーマを設定して、花材や器もすべて自分で決定しました。今回のテーマは

「校舎のステンドグラスにも描かれている、君先生の和歌の世界」

としました。

ステンドグラスの和歌は、君先生の歌で、

「窓の外(と)を  過ぎゆく雁の 一声に

今年の秋も ふけにけるかな」

(窓の外に目をやると、雁の群れが飛んでいく様子が見える。

今年の秋も更けていく様子だ。)

というものです。

白いりんどうの花を雁に見立てて、秋の雰囲気を表現しました。また花器を2つおいて、君先生の精神を継承している様子を表しています。

修学旅行直後ということで、本当に参加できるのかひやひやしましたが、無事に2日を終えることができました。会場に来てくれた華道部の生徒もいました、ありがとうございました。

芸術やスポーツ、読書などにとても良い季節ですので、ぜひ皆さんも腰を落ち着けて何かにじっくり取り組んでみてはいかがでしょうか。