理事長・校長日記理事長・校長日記iグローバル部
Be Yourself: Now, Heart, Once-in-a-lifetime ~スタンフォード大学Dr. Stephen Murphy Shigematsuのお話~
昨日はiグローバル部2年生の希望者が受講している”Stanford e-Eiri”の授業がありました。生徒たちは前回のレッスンまでに英語授業を実施することを終えており、昨日はゲストスピーカーの方にお話をしていただく回でした。
今回、ゲストに来てくださったのは、Dr. Stephen Murphy-Shigematsuです。Dr. Shigematsuはアメリカ人のお父様、日本人のお母様を持ち、日本で生まれ幼少期にアメリカへと渡られました。そして心理学などを研究され、Harvard大学、東京大学を経て、現在はStanford大学でHeartfulnessについて研究されています。
前回までの生徒たちの授業テーマが「文化の違い&そこから起こる衝突」というものだっため、今回Dr. Shigematsuからどのようなお話を聞くことができるか、大変楽しみでした。
先生のお話はとにかく「心にしみわたり、静かな感動がわき起こる」というものでした。私のつたなすぎる表現では、その感動をお伝ええすることはとてもできないのですが、先生がおっしゃっていたのは
大事なのは、常に自分らしくあるということ (consistent, be yourself)
だということです。
そして、Heartfulnesss(念、と訳されていました)を意識するときは、この漢字を分解するように「今」(Now)と「心」(Heart)に集中すること、これが大事なことだということもお話して下さいました。
人生には思いもかけないこと、悲劇・悲しいことなども起こります。そんな人生の中で「運命」についてもお話してくださいました。自分の力ではどうしようもないことを運命として受け止めるということも大事、ただし、運命は受け身で受け入れるということだけでなく、自分で切りひらいていくこともできる、その両面を理解して、常に希望をもって歩いていくことが大事です、と話して下さいました。
どのような文化の異なる人と接するとしても、そこで無理に自分を変えるということでもなく、「あるがまま」に、ただ、相手の立場・気持ちに思いやり(Compassion)を持って接することが大事なのではないでしょうか、とも問いかけられていました。
本当に素晴らしいお話で、感動してZoomの「♡」のボタンを大量に押していたら、参加していた生徒たちが笑っていましたね(💦)
Dr. Stephen Murphy-Shigematsuですが、日本でもご著書を何冊も出されています。興味を持たれた方は、ぜひこれらの書籍も読んでみてください。