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理事長・校長日記

この夏の絵を描く~野川中学校美術部の皆さんと~

今年の夏、『この夏の星を見る』という映画が公開されているのをご存知でしょうか。私はこの映画のことをラジオで知り、原作の小説(辻村深月さんの小説)を読みました。

この映画は、コロナ禍が始まった2020年当時のお話を題材にしています。コロナの影響で部活動というものがほぼ実施できない中、日本のいくつかの地域(茨城、東京、長崎の五島列島)の中学生・高校生がオンラインでつながりながら、一緒に星を観測する”スターキャッチコンテスト”というものに挑戦する一夏を描いたものです。

学校を越えて、中学生、高校生が一緒に何かをすることは素晴らしいなと感じていたところで・・・実はワクワクするお話を頂き、今日からそれをスタートしました。

川崎市立野川中学校の美術部の皆さんと、本校美術部・アニメーション部の生徒たちが交流してともに美術作品を制作するという取り組みです!

私自身、以前に野川中学校にお邪魔したことがあり、その時に校門から学校を拝見して感動。校舎入口に生徒さんたちが制作したと思われる作品が掲げられているのです。

 

その野川中学校の美術部の生徒さんたちと本校生徒たちで一緒に何かを制作する!ワクワクしながら、美術部・アニメーション部の先生たちにも相談をしました。

そして今日、中学生のみなさんをお迎えしました。

はじめまして、の挨拶の時にはお互いに緊張した様子でしたが、すぐに打ち解けて

アニメーション部の生徒たちとは、「イラストを描いてそれをお互いに鑑賞する」

美術部の生徒たちとは、最初はあるテーマ(ワード)について数分間で絵を描くというウォームアップをしたあと、二つのワードを数あるテーマから見えないようにして選んでもらい、そのテーマに沿ったライブペインティングを行っていきました。

ライブペインティングでは、

「天国」×「宝石箱」

というテーマで絵を描くことになりました。

まず英理の高校生たちが下地の色を塗り、その後野川中の生徒さんたちがこのテーマに沿った絵を上から描いています。

今日だけではまだ完成はしておらず、さらにここから描き足していく予定です。どのような作品ができるのか楽しみです!

そして、その大きな作品が描かれている一方、同じ空間では

ものすごく小さなサイズのキャンバスに絵を描く生徒さんたちや

野川中の先生に油絵の描き進め方を相談する本校生徒も!

『この夏の星を見る』のような楽しさで、”この夏の絵を描く”生徒たちなのです。

作品が完成しましたら、ぜひ皆さんにも見て頂ければと思います。