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2025年下半期は、小さな一歩を…

7月1日。今日から2025年の下半期に入りました。(早いですね~!ついこの間、「明けましておめでとうございます」と言っていた気しかしません・・・)

まだ横浜をはじめとする関東地方は一応は”梅雨”だとは思いますが、6月から猛烈な暑さが続いていますね。このところ毎年強く思っていることですが、最近の日本の夏の暑さは本当に危険(地球温暖化があまりに急速に進んでいる)ですよね。(私が高校生の頃は、夜もクーラーをつけたまま寝る必要は、ありませんでした。窓を開けていれば、涼しい風が入ってきた、それが夏でした。 )そんな焦燥感を感じる7月1日、図書室に立ちよってみたところ・・・たまたま目に入ってきた本が

『はじめてのエシカル ~人、自然、未来にやさしい暮らしかた~』(末吉里花著、山川出版社)

末吉さんは、実は同じ大学を同じ年に卒業した方で、卒業生〇〇年の集い、みたいなところでお名前を見かける方でした。その末吉さんの本か~、しかも今気になっている”人、自然、未来にやさしい暮らしかた”…これは読んでみよう!と思いました。

司書の先生に

「あの~、これ、借りたいのですが・・・」

と伝えると、図書室にいた1年生の図書委員の生徒がかなりのスピードでカウンターのところに。

「私が校長先生の貸し出し手続きしたいです!なかなかそんな機会ないし!」

ということでした。(あ、ありがとう!そんなに急がなくても、私、わりと頻繁に図書室で本借りてるから、今日以外の日にも機会は色々あると思うよ(笑)、とご本人にお伝えもしました。)

 

ちなみに、彼女に

「どうして図書委員になったの?」

と聞いてみたところ

「湊かなえさんの本が好きだからです!」

とのこと。私がたまたま読んだ湊かなえさんの本(『山女日記』)のことを話したところ、興味を持ってくれたようでした。

「湊かなえさんって山歩き好きでしょ?」

と私が言うと、

「そうなんですか?知らなかった・・・」

と生徒。

「いや、私も知らなかったんだど、私が彼女の本を家で読んでいたら、うちの夫(→山好き、ですが小説などはあまり読まない)が山関連の雑誌で湊かなえさんの山好きのことを知っていたみたいで。”湊かなえって、よく山行ってるよね”みたいに言ってて、それでこの『山女日記』も読んでみようと思ったのよね。」

などと話をしているうちに、生徒は司書の先生から「図書リクエストカード」をもらって記入を終えていました。本校図書室にこの本が入るかもしれませんね。

さて、冒頭の話ですが、私は本当にいま、この異常気象を何とかすることはできないのだろうか、また湊かなえさんつながりで出てきた山(や海や自然)の環境や生態系を守って行くことはできないかな・・・と思っています。今日私が借りてきた末吉さんの本の冒頭には、こんなふうに書かれていました。

「こんな小さなことでいいの?」と思うようなことが、あなたの暮らしを変え、世界を変えていきます。

いきなり大きなことはできなくても、世界の80億人が少しずつ行動を変えたら、絶対に何かが変わるはずでですよね。2025年下半期は、そんな「小さなこと」を一つずつ行動する時にしたいと思います。