理事長・校長日記理事長・校長日記iグローバル部
コンピテンシーは努力で伸ばせる~慶應義塾大学経済学部福原ゼミの探究授業~
iグローバル部2年生の探究の授業では、(5月10日に引き続き)慶應義塾大学経済学部福原ゼミの福原先生、ゼミの学生さんたちにお越し頂きました。
「Society5.0時代を生きるためのキャリア探究プログラム」
を、1学期の間に実施して頂くことになっています。今日はその2回目。実は昨日の中間試験後にAi GROWという生徒の思考・判断・表現力や主体性などといった資質・能力(コンピテンシー)を測定するテストを受けてもらったのですが、その結果も早速見せて頂きながら、授業を進めて頂きました。
朝一番に福原先生とお会いした瞬間、福原先生から
「高木先生、このクラスには私が全国数百校の高校生たちのデータを見た中でも、とりわけ”共感力・傾聴力”の高い生徒さんたちが集まっていることがデータで現れています。」
と教えて頂きました。
ちなみに、生徒たちのそれぞれのコンピテンシーによって、あなたは「●●(歴史上の有名な人に例えてあります)タイプ」というものも見せて頂きました。このクラスには”マザーテレサタイプ”と”聖徳太子タイプ”が非常に多いそうです!共感力、傾聴力が高い、という傾向が、ここでも分かります)
この生徒たち一人ひとりの”コンピテンシー”(一人ひとりの力)は、持って生まれたものももちろんあるのですが、誰もがその後の努力・心がけによって伸ばす・育てることができるものであることもうかがいました。
何らかのコンピテンシーを伸ばす際には、「挑戦すること」「失敗すること」「その経験かららさに気付き・学びを得て、さらに挑戦していくこと」が大事と福原先生がご自身の事例も含めてお話してくださいました。(今では想像できないのですが、福原先生ご自身は人前でお話することなど、かつて得意と感じていらっしゃらず、ですが意識することでその力も身に付けて行かれたとのこと。)
今学期、福原ゼミの学生さんたちとともに探究の授業でさまざまな経験をすることで、生徒たちのコンピテンシーがどのように変わっていくかも非常に興味深いです。