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理事長・校長日記理事長・校長日記キャリア部

本校の卒業生も財産

今日、たまたま学校で仕事をしていたところ、

「卒業生の〇〇さんが、今ちょうど学校に来ていますよ!」

と教えてもらい、慌てて玄関のところに走って行きました。

今年の3月に本校キャリア部を卒業して、オープンスクールなどの私の話の中でも紹介している卒業生だったのですが、今日は在校時に所属していた音楽部の練習に参加しに来てくれたとのこと。

「せっかくだったら、在校生と一緒に写真撮らせてもらってもいい?」

と聞いてみると、

 

なんと校門近くで(アカペラの)歌まで披露してくれました!

 

 

 

この卒業生は、ライフデザインコースから理系の大学に進学して、現在数学の先生になることを目指しています。大学での数学の勉強はレベルは高いけれど、楽しい!、また同時にプログラミング(Pythonというプログラミング言語)も学んでいるそうで、とても毎日充実していると教えてくれました。

もともと彼女は、家庭科の先生になろうと思っていたのですが、本校キャリア部での学びを通じて、日本の女性で理数系で活躍している人があまりに少ないという現実を知りました。そして、その原因の一つが「理数系の分野の女性の先生がきわめて少ない」ということだという事実に直面し、自らが理数系の教員になりたいと思うようになったという卒業生です。

このような卒業生が気軽に学校に来てくれて、後輩たちに大学のこと、その先のことなどをざっくばらんに話をしてくれるのは、とても貴重な機会だなと感じています。

先日、本校の財産は生徒です!という記事を書いたのですが、卒業生たちもまた、同じくらい貴重な財産だということを改めて感じた日でした。