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Girls in STE(A)M -理数系の女性ロールモデルに

先週土曜日は、理数系(STEMとかSTEAMと呼ばれる学問領域:Science, Technology, Engineering, (Art), Mathematicsの頭文字を)の女性の存在の大切さを改めて感じる一日になりました。

iグローバル部の2年生15名が参加しているスタンフォード大学とのオンライン講座の中で、この分野で学ぶ男女の間に大きな差があり、それが結果として男女の賃金格差にもつながっているというレクチャーがありました。

 

今後の社会で、テクノロジー、エンジニアリング分野など、確実に需要が高くなることが見込まれている分野に、女性が少なすぎることは大きな損失です。「ジェンダーによる能力の差がほぼ存在しない」ことが分かっているので、やはり女性はぜひこうした分野にも挑戦して欲しいと思います。

 

 

というレクチャーを聞いた後、キャリア部3年生の話を聞くことができました。

ライフデザインコースに在籍していますが、「数学の先生になろう」と思って、日本女子大学の理学部数物情報科学科の入学試験を受け、合格した生徒です。

彼女が語ってくれたのは

「女性が理数系の分野で活躍している人が少ないのは、この分野の先生に圧倒的に”女性のロールモデル(先輩)”が少ないという影響も大きいということを知りました。であれば、私はそのロールモデルになりたいと考えました。」

ということです。ライフデザインコースに在籍していたので、学校で学んでいる科目と理数系の試験科目の調整が大変なこともあったそうですが、それでも見事大学に合格し、自分の後に続く後輩女性のために頑張りたい!という彼女の話を聞いて、心から感動しました。

みなさん、まずはSTE(A)M分野ってどんな分野なんだろう?と、一歩のぞいてみるところから始めて頂ければと思います。ちょうど今月~来月にかけて、お茶の水女子大学が女子中高生向けに開催する面白そうなオンライン講座があるようですので、興味を持った方は参加してみてはいかがでしょう?(11月はコンピュータを用いた手芸設計支援、12月はサイエンスと世界、というテーマのイベントのようです。)詳細はこちらから。