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理事長・校長日記理事長・校長日記iグローバル部

Her majesty says at COP26 “That’s the statesmanship”

現在、イギリスで世界中のリーダーたちが集まって”気候変動”について討論するCOP26が開催されています。

気候変動については、世界の最も熱いテーマの一つでもあり、皆さんも日々報道などで見たり聞いたりすることがあると思います。

今回は、この気候変動枠組条約締約国会議の開催国が「イギリス」であり、エリザベス女王(Her Majesty)が、スピーチをされました。先ほどそれを少し見ていたのですが、さすが!という発言をされています。

For more than seventy years, I have been lucky to meet and to know many of the world’s great leaders. And I have perhaps come to understand a little about what made them special.

(70年以上、私は世界の偉大な指導者たちにお会いする機会を得てきました。そして、私は彼らのどのようなところが特別であるかを理解するようになってきたのではないかと思うのです。)

It has sometimes been observed that what leaders do for their people today is government and politics. But what they do for the people of tomorrow — that is statesmanship.

(今目の前にいる人々のために指導者たちがすること、それは政府であり政治の仕事です。ですが、未来の人々のために指導者たちがすることは、それはstatesmanship(賢明な政治手腕、とでも訳せばよいでしょうか・・・なかなか日本語に訳すのが難しいですが)です。)

I, for one, hope that this conference will be one of those rare occasions where everyone will have the chance to rise above the politics of the moment, and achieve true statesmanship.

(私は、この会議体が、今日の政治的駆け引きだけにまどわされず、未来の人々のために本当のstatemenshipを発揮するきわめてまれな機会となることを願っています。)

気候問題に関わるうえでは、さまざまな利害が関係し、国益などのせめぎ合いの中で、未来の人類のために良い選択・決断ができない可能性が高いことを女王陛下はあらかじめ理解されたうえで、それでも地球・人類の明日のためにこの会議を活用して欲しいという強いメッセージを出されたように感じます。

SDGsなどのテーマとも多いに関わりのあるCOP26の行方も、ぜひ注目して行きましょう。

そしてエリザベス女王の素晴らしいスピーチはぜひこちらからご覧ください。

(エリザベス女王が緑の洋服を着用されているメッセージにも注目ですよ!)