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理事長・校長日記iグローバル部

スタンフォード大学のオンライン講座Stanford e-Eiriスタート

今日から、iグローバル部2年生を対象としたスタンフォード大学のオンライン講座 “Stanford e-Eiri”が始まりました。

この講座はスタンフォード大学のSPICE(Stanford Program on International and Cross-Cultural Education)と連携して英理女子学院のために開講されたものです。これから約半年の間、iグローバル部の生徒が3年間の探求テーマとしている世界の課題SDGs(Sustainable Development Goals)について、スタンフォードの講師の先生とともに英語で学んで行きます。

 

 

今日はModule1(1回目)。参加しているiグローバル部の生徒たちと講師の先生の顔合わせ、ウォーミングアップ、そしてこの講座の説明などが行われました。

 

 

 

 

 

これから、生徒たちは数人のグループでSDGsの17のゴールのうちのいずれかについて「英語でレクチャー」を行います。そのためには、調査、分析、提案などを含むさまざまな準備が必要になります。さらに日本語ではなく「英語で」「30分」という長い時間のレクチャーを行いますので、相当練習も必要でしょう。

 

 

 

 

 

講師の先生からは2つの大切なルールをお話して頂きました。

1) We celebrate our differences

2) We embrace our mistakes

 

 

 

一人ひとりの皆が違うというその多様性を大切にしよう、

間違いを恐れないで大胆に行こう

ということです。

このStanford e-Eiriは各回90分間、全て英語での授業です。初回の今日、生徒たちは

“おそるおそる”

“発言も自主的には出てこない”

という印象でした。これまで日本の学校で教育を受けてきて、急にアメリカスタイルで

「クラスの前でバンバン発言しましょう!」

となっても、戸惑うかもしれません。

実は、今日の生徒たちの様子を見ていて、私も初めてアメリカの大学に留学した大学4年生の時のことを思い出しました。生まれて初めての留学で、アメリカでの日々に私は暗い気持ちになっていました。来る日も来る日も勉強漬けで、寝る時間もあまりとれずにフラフラの状態。どの授業でも成績に「平常点」として授業中の発言がカウントされるのに、留学生の私はクラスでほとんど発言できずに、日々暗い気持ちで過ごしていました。これは本当にまずいと感じて、真っ青になりながら(半泣き状態で)Georgetown Universityの教授のオフィスアワーに駆け込んだ記憶がよみがえってきました。

その時の教授(Professor Arendという素晴らしい国際法の教授でした!)のアドバイスは

「とにかく、君を授業の最初のほうで指名するようにするから、何でもいいから、まずは発言してごらん!」

そこから私は、とにかくできる限りの準備をして授業に臨んで、授業の最初のほうに発言をしました。(後半になっていくと、アメリカ人学生のマシンガントークでどう議論が進んでいるか、ついて行けなくなることが多かったため、初めのほうに話してごらん、と先生が言ってくれたのです。)

こういう胃の痛くなるような経験を重ねて、ようやくあまりものおじせずに、英語環境でも発言できるようになっていったのです。

皆さんは、このe-Eiriでも周りはクラスの同級生がいるわけですから、もっとリラックスして臨めると思います。間違いなんて気にせず、ぜひ積極的に自分からの発言、自分からの行動を心がけてみてください。

そうした経験こそが、みなさんを成長させますよ!(経験者は語る。)