社会との連携
社会と連携した取り組み
「社会で信頼され、役立つ女性」を育てることを理念に掲げる学校法人高木学園では、生徒が高校生のうちから社会の多様な方々と関わり、学びながら社会に貢献する経験を大切にしています。本校では、生徒がさまざまな企業や団体と連携して行う取り組みを通して、実践的な学びと社会貢献の両方を体験しています。こちらでは、本校生徒が企業や団体とコラボレーションして取り組んだプロジェクトや活動例をご紹介します。
企業コラボで実現!高校生のアイデアをカタチに
ロッテ様からの「課題」に挑戦(2023年3月~現在)
本校では、製菓メーカー・ロッテ様とのコラボレーションを通じて、生徒が実際に商品開発や広報企画に参加しています。2023年秋には、10代の若年層に向けた「TOPPOづくしの学園祭」を開催し、商品への関心を高めました。さらに、2023年11月には受験生応援企画の限定商品「TOPPA(突破)」のパッケージデザインを生徒が担当しました。また、バレンタイン企画「KAWAII」では、ロッテの社員の方々と一緒にイオンモールで広報活動を行い、直接お客様に商品を紹介しました。
加えて、TOPPOの販促企画プロジェクトでは、生徒のアイデアが「トレカ風カードケース」に採用されるなど、商品開発やプロモーションにも実際に反映されています。生徒たちは仲間と協力しながら考えたアイデアが形になる喜びを体験し、社会で活かせる実践的な学びを深めています。
-
イオンモールにて、Kawaii バレンタイン企画に参加
-
チョコレートのパッケージに名前を入れられるサービスを実施
-
プロモーション活動も!(イオンモール幕張新都心にて)
-
TOPPOを持って青春!
-
Toppoを食べながら考えよう!
-
TOPPO学園祭
-
TOPPA(突破)のパッケージ(受験生応援 特別パッケージ)
-
TOPPOの人形と一緒に
-
若者にどうやったらTOPPOがうけるか?
-
アイデアを出し合う
-
英理祭(文化祭)では模擬店も実施
-
チームで発表内容を考える
-
アイデアを企業様に発表
-
色は5種類・ガシャポンの景品として
-
トレカを開発
キリンビバレッジ様からの「課題」に挑戦 (2019~2020年)
キリンビバレッジさんのロングセラー清涼飲料水を、より多くの若い世代に楽しんでもらうためのプロモーション企画を考える課題に挑戦しました。生徒たちはチームに分かれ、商品研究やターゲット分析を行った上で、学校イベントとのコラボ企画などさまざまなアイデアを練りました。その結果、実際に商品を手に取りたくなるようなユニークなプロモーション案が数多く生まれ、発表の場ではどのチームも熱心に提案。
今回の活動を通じて、生徒たちはマーケティングの基本を学ぶと同時に、チームで意見を出し合いながら企画を形にする楽しさも体感することができました。
社会課題に挑む:生徒のアイデアが企業で採用!
使い捨てコンタクトレンズの「廃棄方法」啓蒙 ~コンタクトレンズメーカーへの提案~
使用済みの「使い捨てコンタクトレンズ」のうち、約3割が洗面台や風呂場から下水~川~海に流れていることを知ったiグローバルの生徒が、捨て方の啓蒙を行う必要があることを、コンタクトレンズメーカーさんにご提案しました。使い捨てコンタクト市場で世界シェア第2位のクーパービジョン・ジャパンさんが、ユーザー向けリーフレットに廃棄方法を掲載していただきました。
女子もサッカーを楽しめる世の中に ~サッカー協会への提案~
「ジェンダーに関係なく、誰もがスポーツを楽しめる社会にしたい」という思いから、生徒たちはサッカーの競技人口の大半が男性である現状を変える活動に取り組みました。
具体的には、サッカー競技場に「女性でもサッカーを」という啓蒙ポスターを掲示することを提案。単にポスターを掲示するだけでなく、競技場での呼びかけ活動にも参加し、多くの来場者にメッセージを届けました。
この活動を通じて、生徒たちはジェンダー平等の意識を広めることの重要性を学ぶと同時に、自分たちのアイデアを社会で実際に形にする経験を得ることができました。
タバコのポイ捨てをストップするための啓蒙ポスター~港北区役所への提案~
街中で減ることのないタバコのポイ捨て。
その影響を多くの人に視覚的に理解してもらい、抑制につなげたいと考え、iグローバルの生徒たちが啓発ポスターを作成しました。
完成したポスターは港北区役所に持参し、さらに本校周辺の最寄り駅である菊名駅と大倉山駅にも掲示していただき、多くの地域の方々の目に触れる形でメッセージを発信しました。
この取り組みを通じて、生徒たちは社会課題への関心を高めるとともに、自分たちの行動が地域に影響を与える体験を得ることができました。
共同商品開発
崎陽軒様とのお弁当共同開発「百々~もも~」(2009年3月)
シウマイで有名な横浜の崎陽軒さんと本学園の生徒たちが、お弁当の共同開発をさせて頂きました。その名前も「百々~もも」。崎陽軒さんと本学園が、ともに創立100周年の年に共同開発をさせて頂いたことから、この名前になりました。
シウマイ弁当のイメージの強い崎陽軒さんからの、(ピンクの懸け紙の)女性らしいお弁当発売は、ご好評をいただき、当初の発売期間を延長して販売していただくことになりました。
-
崎陽軒×高木学園女子高等学校共同開発弁当「百々」
-
株式会社 文運堂様と文具(ノート)の共同開発 「SPICA」(2011年)
女子高生が毎日使用する「ノート」。若い女性に魅力的なノートとは、どのようなデザインや機能が大切なのか、本校生徒と株式会社 文運堂さんが共同で新しいノート「SPICA」を開発させて頂きました。完成したノートは、横浜ロフト様で販売頂いたり、東日本大震災の被災地に寄贈させて頂いたりしました。
-
生徒たちの開発したノート「SPICA」
-
横浜ロフトさんでも販売
-
石巻市の避難所の生徒さんたちにノートを寄贈
有限会社ジャイロ様とパッケージ共同デザイン「横濱かりんとう」(2012年)
地元横浜のイメージを、かりんとうパッケージに表現したいという有限会社ジャイロ様のニーズをうかがい、本校生徒がパッケージ(包装紙)デザインのご提案をさせて頂きました。
-
かりんとうの包装紙をデザイン
森永乳業様とアイスクリーム新フレーバー共同開発「チェリオときめきシリーズ(パンプキン、ベリー)」(2013年10月、12月)
森永乳業さんのロングセラー商品「チェリオ」から、新しく若い女性をターゲットとした「ときめきシリーズ」(2商品、”ときめきパンプキン”、”ときめきベリー”)を共同開発させて頂きました。全国のコンビニ、スーパーなどで販売していただき、大ヒット商品となりました。
-
第1弾:チェリオ「ときめきパンプキン」(2013年10月発売)
-
第2弾:チェリオ「ときめきベリー」(2013年12月発売)
-
チェリオ開発メンバー
株式会社 キングジム様と切れてるマスキングテープ共同開発「KITTA」(2016年~)
キングファイルやテプラなどを販売されている文具メーカーの株式会社キングジムさんと本校生徒たちが、若い女性の「こんなものがあったら良かった!」という新商品開発に取り組みました。
ロール状で使いきることが少ない、持ち運びがかさばる”マスキングテープ”を、もともと切れている状態にした「KITTA」という商品を共同開発。
2016年の発売以降、現在もなおヒットを続けるミリオンセラーに成長しました。
2016年6月の発売時点で、12種類のKITTAを発売しました。
マッチのケースのようなパッケージにマスキングテープが収納されているユニークさを、お客様に評価して頂きました。
-
切れてるマステ「KITTA」
-
2016年、12種類でデビュー
-
2016年の学園祭でもお披露目
ビジネスの現場で活躍されている方から学ぶ
現役ビジネスパーソンから学ぶ「マーケティング」(2013年度~)
ビジネスデザインコースの生徒たちは、リクルートやローソンでヒット商品・サービスを連続して企画されてきたマーケターの方から、「ヒット商品・企画の作り方」「アイデアの出し方」「人の心をゆらすPR方法」などマーケティングの極意を教えていただきます。